webデザイナーとして働くのに、インハウスと制作会社があるって聞くけど、なにが違うの?
インハウス=企業のweb担当、制作会社=デザイン制作会社(広告代理店など)
簡単に言うと、こんな感じです。
働く場所がちがうだけ?働き方は?
結局どっちが良いのかしら??
悩みますよね〜
私はどちらも経験があるので、そこらへん詳しく解説していきますね!
- 【大前提】インハウスデザイナーと制作会社のデザイナーとは?
- 【参考】どちらも経験している私の話
- 【インハウスデザイナー】メリット・デメリット
- 【メリット】残業が少ない
- 【メリット】業務範囲が広いため、様々な経験ができる
- 【メリット】好きな業種に絞れる
- 【メリット】作って終わりじゃない
- 【デメリット】基本自分だけだから、相談相手がいない
- 【デメリット】関係ないデザインの仕事を任される
- 【デメリット】デザインのレベルが落ちがち
- 【制作会社】メリット・デメリット
- 【メリット】大手広告代理店に入社できるとハクがつく
- 【メリット】制作会社からインハウスへの転職がラク
- 【メリット】様々な業種のデザインに携われる
- 【メリット】好きな業務だけに集中できる
- 【デメリット】きつい。とにかくきつい。
- 【まとめ】結局どちらがいい?
【大前提】インハウスデザイナーと制作会社のデザイナーとは?
大前提として、「インハウスデザイナー」と「制作会社のデザイナー」とは?
企業やメーカーなどに採用され、会社内のweb担当者として働くwebデザイナー。
基本的に会社内に1~2人程度で、少人数で働くことが多いです。
広告代理店やデザイン会社で働くwebデザイナー。博報堂や電通などで有名ですね!
基本的に社内の殆どが制作に関わる人物で、デザイン・ディレクション・プログラミングなど分業することが多い。
【参考】どちらも経験している私の話
参考までに、私の経験値を話しておきます。
- 大手ラジオ局
- 不動産投資会社
- 大手ゲーム会社
- ワインスクール運営会社
- 横浜のwebデザイン制作会社
- 大手広告代理店(博報堂)
インハウスと制作会社、どちらの経験もある私から、リアルな現場の声をお届けします。
【インハウスデザイナー】メリット・デメリット
- 残業が少ない
- 業務範囲が広いため、様々な経験ができる
- 好きな業種に絞れる
- 作って終わりじゃない
- 基本自分だけだから、相談相手がいない
- 関係ないデザインの仕事を任される
- デザインのレベルが落ちがち
それぞれを詳しく解説します!
【メリット】残業が少ない

インハウスデザイナーの場合、クライアントは自社の為「納期」の存在がありません。
ある程度「期限」はありますが、社内の制作物のため、裁量性があるんですね!
その為、納期の直前で徹夜作業なんてまずないです。
私は現在インハウスデザイナーですが、だいたい定時で上がれているので、プライベートの時間が確保できています。
【メリット】業務範囲が広いため、様々な経験ができる

インハウスデザイナーの業務範囲はめっちゃ広いです。
たまに「運用しかやらない」とかも聞きますが、私の肌感だとデザインに関わる仕事はすべて任せられるイメージです。
例えば、店内のPOPだったり、販促物だったり、営業資料だったり。
デメリットととも捉えられるかもしれませんが、自分の経験値が貯まるので、大きなメリットです。
【メリット】好きな業種に絞れる

制作会社とは違い、クライアント(自社)を自分で選べるため、好きな業種に絞ることができます。
ゲームが好きならゲーム会社。美容が好きなら化粧品メーカーなど。
ちなみに私はお酒が好きだから、ワインスクール運営会社にお勤め中ですw
更に言うと、業種に限らずメーカーやブランドなど、ピンポイントで探していくことも可能なので、「好きなものに囲まれて仕事をする」が実現できます。
【メリット】作って終わりじゃない

制作会社は基本的に、制作物をクライアントに納品した時点でお仕事終了です。
その為、その後webサイトがどうなっていくか、どんな反響があったか見守っていくことができません。成果が見えにくいのです。
反面インハウスの制作物はPDCAが回せるため、自分が制作したデザインの反響がわかります。
など、webサイトを改善していく楽しみがあります。
【デメリット】基本自分だけだから、相談相手がいない

インハウスだと、webデザイナーと言うポジションが、自分だけということが多々あります。
その場合、デザインで困ったこと、相談などが誰にもできません。。頼れるのはGoogleのみ。。
私もAdobeのサポートコミュニティーなどを利用して、ソフトの使い方などを相談したり、自社以外の人に相談して解決することが多いです。孤独ですね(汗)
【デメリット】関係ないデザインの仕事を任される

これはメリットでもあると先述しましたが、嫌な人は嫌だよね〜
自分の仕事に没頭していたら横から
あ、Midoriくん、明日営業資料が必要でさ〜いい感じのデザインでひとつ頼むよ!
今月の社内報、外注するのやめようと思ってさ〜ちゃちゃっと簡単でいいから、作ってよ〜!
とかね?
いいんですけどね?それも仕事なんですが、「デザインに関わる仕事ならなんでも出来る」と思われがちなのも、困りものです。
【デメリット】デザインのレベルが落ちがち

これは環境にもよると思いますが、置かれた環境に馴染んでいくのが人というもの。
自分以外が全員デザイン知識がないってことは、自分のデザインに「NO」と言われることが少なくなります。ジャッジしてくれる人が居ないんですよね。
つまり、自分自身に向上心がなくなった時点で、デザインレベルは落ちるのみ。。
ただ私の場合は、競合会社のデザインと比較することで、「せめてwebデザインだけでも競合には負けない!」とモチベーションを保っています。
【制作会社】メリット・デメリット
次に制作会社のメリット・デメリットを比較していきます。
私は、webデザイン会社(ブラック企業)と、博報堂(大手広告代理店)2社の経験談をお話します!
- 大手広告代理店に入社できるとハクがつく
- 制作会社からインハウスへの転職がラク
- 様々な業種のデザインに携われる
- 好きな業務だけに集中できる
- きつい。とにかくきつい。
デメリット雑ですまん(笑)でもこれが真実!
ではそれぞれ解説していきます。
【メリット】大手広告代理店に入社できるとハクがつく

ちなみに、大手広告代理店に潜り込むのは難しくないです。なにせ仕事は山ほどありますからね。
正社員じゃなくてもOK!アルバイトでも何でも潜り込んで実際に手を動かすことが重要です。
電通、博報堂、サイバーエージェントなど、誰しもが知っている大手に潜入できると、履歴書にハクがつきます。(これ大事)
【メリット】制作会社からインハウスへの転職がラク

前項でも言ったとおり、大手制作会社に入社できたら、履歴書にハクがつきますし、制作会社に居たというだけでも、転職がラクになったりします。
「制作会社で働いた経験がある」=「ある程度のスキルがあるし、多少の困難は超えられる人材」という印象があります。
私は面接で「制作会社に2年もいたんだ〜じゃあ大丈夫だね〜」みたいなことを何度か言われた経験から、制作会社からインハウスデザイナーへの転職は、比較的ラクだなと思ってます。
【メリット】様々な業種のデザインに携われる

インハウスと違って、クライアントは様々なので業種も様々。いろんな業種のデザインに携わることができます。
例えば私の場合、お酒・建築事務所・調味料・ファーストフード・携帯電話キャリアなどなど、いろんな業種のデザインを担当しました。
すると、必然的にいろんな業種に詳しくなれるのもメリット!次に同じ業種の担当になった際に活かされるし、意外と私生活でも活かされます。(ワインラベルの見方がわかったりね)
また、興味のない業種だけに集中することなく、分散できるので、メンタル的にも良いかなと思います。
【メリット】好きな業務だけに集中できる

インハウスと違い、制作会社では分業であることが一般的です。社内には
- 営業
- ディレクター
- アートディレクター
- webデザイナー
- フロントエンジニア
- バックエンドエンジニア
- サーバーエンジニア
などなど、様々な業務の担当者が集まることになります。
そこで自分が担当するのは「webデザイン」だけです。(小さな制作会社だと兼任だけどね)
なので、苦手だったり、興味のない業務を担当することがないのが、大きなメリットです。
【デメリット】きつい。とにかくきつい。

シンプル。シンプルオブシンプル。
でもこれが事実です。
これはクライアントが外部であるため「納期」が存在することや、クライアントありきな為「要望に応える必要がある」からだと思います。
社内で泣きじゃくる女性エンジニアの声が聞こえたり、、大きなクマを作って昼過ぎに出社してくるwebデザイナーの姿を見ていたので、「制作会社つら。。」と思ってましたね。
クライアントの要望で納期が早まり、土日に作業した経験が私にもあります。。
【まとめ】結局どちらがいい?
これはなりたい将来で考えていけばいいと思います。
とかね。
もちろん環境や自分のモチベーションによって変わって来ると思います。
大事なのは「なりたい将来に近づく働き方」だと思うので、私の経験が参考になると幸いです!
では、今回はこのへんで〜^^